ドンキホーテを成長させ続ける大原孝治氏
店内に商品を並べる圧縮陳列、いつでもお買い物ができる深夜営業、新たな需要を喚起する手書きPOPといった手法で成長させた大原孝治はドンキホーテの社長です。カリスマ経営者の下で第1号店の出店から増収増益を続けて、毎年記録を更新しています。そんな成長企業をカリスマ創業者から引き継いだのが、現在代表取締役社長兼CEOを務める大原孝治氏です。カリスマ的な存在感がある創業者から企業を承継すると、新しいトップは多大なプレッシャーに晒されるでしょう。経営判断もこれまでと大きく異なり、ビジネスが迷走し低迷することも珍しくはありません。
しかしトップ交代した後のドンキホーテは、今まで同じように増収増益を続けています。そればかりか激安な4Kテレビを販売したりGMSと提携したりと、積極的なビジネス展開で今まで以上の注目を集める企業になっています。承継が成功し現在でも成長を続けているのは、ひとえに現在のトップである大原孝治氏が行う舵取りのおかげです。顧客最優先主義を掲げてビジネス展開をすることにより、創業者が一代で築き上げた巨大企業をさらに成長させることができました。今後もドンキホーテは拡大路線を計画しており、出店数も大幅に増やす予定です。ときには新規店舗のスピード撤退など失敗もありますが概ね順調に成長しており、代表取締役社長兼CEOである大原孝治氏が描く野心的な拡大路線の計画は、実現可能な範囲であるというのが大方の見方です。